三菱地所株式会社

統合報告書「人的資本」セクションの策定

統合報告書へ向けて 求める人財像を言語化し ビジュアルで可視化する

Client

三菱地所株式会社

実施施策

  • 社員ワークショップ・インタビューの実施
  • 求める人財像の言語化
  • 統合報告書「人的資本」セクションの構成設計
  • ビジュアル化支援
  • コピーライティング

概要

三菱地所株式会社は、サステナビリティビジョン2050「Be the Ecosystem Engineers」のもと、コマーシャル不動産事業や住宅事業、海外事業、投資マネジメント事業などをグループ一体で展開する総合デベロッパーです。さらなるビジネスの拡大に向け、「Professional」と「Change Maker」という2つのコンピテンシーを兼ね備えた人財の育成を掲げています。

統合報告書の「人的資本」セクションにおいて、この求める人財像をより明確に定義し、ステークホルダーに対してわかりやすく伝えることが求められていました。前年度の統合報告書では、「Professional」「Change Maker」「As One Team」という3つの柱は示されていたものの、それぞれの具体的な定義づけや、事業のバリューチェーン上でどのように活かされているのかの可視化が十分ではありませんでした。また、文字量が多く、読み手に伝わりにくいという課題もありました。

株式会社イランコッペでは、統合報告書の「人的資本」セクションの刷新にあたり、上流の定義づけからコピーライティング、ビジュアル化までを一貫して支援しました。

社員ワークショップ・インタビュー

まず、人事部の各チームからメンバーを集めたワークショップとインタビューを実施。「Professional」と「Change Maker」がそれぞれどのような人財像を指すのか、総合職にもプロフェッショナルの資質を持ってほしいという想いや、個の力と組織の協調性を掛け合わせる「As One Team」の文化をどう表現するかなど、社内に眠っていた認識や期待を丁寧に引き出しました。三菱地所ならではの社風——協調性と和を大切にしながらも変革を起こしていく姿勢——を言語化の土台としています。

求める人財像の言語化

ワークショップで得られた知見をもとに、ミッション、長期経営計画、価値創造モデルとの整合性を意識しながら、求める人財像を体系的に整理しました。

「Professional」は「高い専門性によって新たな価値を創造する役割」として定義。探究し続ける姿勢、クオリティへのこだわり、リーダーシップを持って推進する力という3つの行動指針を言語化しました。「Change Maker」は「協業による強みの掛け算により変革を起こす」役割として、好奇心とアンテナを広げること、時代を先取りすること、枠組みやルールを変えることという3つの行動指針を策定。さらに、これらを支える組織文化「As One Team」については、オープンマインド、ボーダレス、オピニオンダイバーシティという3つの価値観として表現し、一人ひとりの強みを掛け合わせ価値を最大化できる組織のあり方を描きました。

また、『志』ある人、『現場力・仕事力』のある人、『誠実・公正』である人、『組織』で戦える人、『変革』を起こす人という5つの要素を、求める人財の基盤として定義しています。

統合報告書の構成・ビジュアル化・コピーライティング

定義した人財像を統合報告書に落とし込むにあたり、前年度から大きくデザインを刷新。文字量を削減し、ビジュアルを効果的に活用することで、読み手がひと目で構造を把握できるページ構成を設計しました。コンピテンシー、求める人財像、組織風土の3層構造を視覚的に表現し、「Professional」と「Change Maker」の資質が個人の中でどのように掛け合わされるのかを直感的に伝えるビジュアルを制作。各コンピテンシーの行動指針や具体的な施策・成果についても、端的なコピーで表現しています。

社員一人ひとりの中に「Professional」と「Change Maker」の両方の資質が共存し、「As One Team」の文化のもとで掛け合わされることで、三菱地所グループとしての価値創造が実現する——その人財戦略の全体像を、統合報告書を通じてステークホルダーに明確に届けるページを完成させました。

関連リンク

クレジット

  • プランナー、コピーライター:宮崎慎也
実績一覧に戻る
インナーブランディングめも