
届く人事情報へ SharePointで 社内ポータルを刷新
株式会社資生堂
実施施策
- 既存人事サイトの情報整理・データクレンジング
- イントラネット全体の構想策定(青写真作成)
- SharePointを活用したHRポータルのデザイン・構築
- 段階的改修に向けたロードマップ策定
概要
株式会社資生堂では、社内向けの人事情報ポータル(HR Portal)をSharePoint上で運用していましたが、長年の運用の中で情報が蓄積・肥大化し、既存のプラットフォームがいわば"ガラパゴス化"した状態になっていました。形骸化した情報が整理されないまま残り、従業員にとって必要な情報にたどり着きにくい構造に。人事制度やキャリア支援など、本来届けるべき情報が届いていないという課題を抱えていました。
2024年7月に新設されたカルチャーエクスペリエンスグループが本プロジェクトを主導。自社内のリソースだけではデザインから実装、情報整理までを一貫して進めることが難しい状況であり、資生堂本体だけでなく資生堂ジャパンを含むグローバルリージョンのサイトも対象となるため、段階的に改修を進めていく計画が必要でした。
株式会社イランコッペでは、専任のパートナーとしてプロジェクトに参画。まず既存の人事サイトに格納されている膨大なデータの洗い出しとクレンジングを実施し、形骸化した情報の見直しを行いました。どの情報が現在も有効で、どの情報が更新・統合・削除すべきかを整理し、新しいポータルに引き継ぐべきコンテンツを精査しました。
人事部門内には5つ以上のチームがあり、それぞれが異なる業務領域・異なる情報発信のニーズを抱えていました。各チームに対して丁寧にヒアリングを実施し、チームごとの要件や運用方針を把握した上で、それぞれのチームが主体的に運営できる個別ページも制作。全体の統一感を保ちながらも、各チームが自律的に情報を発信・更新できるサイト設計を実現しました。

その上で、イントラネット全体の青写真を作成。従業員が人事情報を「探す」のではなく「自然と目に入る」状態を目指し、SharePointの機能を最大限に活用したデザイン設計を行いました。見た目のキャッチーさと情報のアクセシビリティを両立させ、人事部門が発信する情報を従業員がストレスなくインプットできるサイト構造に刷新しています。
最終的に、100ページ近くに及ぶサイトと1,000以上のファイルの移行に成功。グローバル企業である資生堂の環境に対応するため、日本語・英語の多言語サイトとして構築し、国内外の社員がストレスなくアクセスできる情報設計を実現しました。新たに「People Connect」と名づけられたこのポータルは、まずは資生堂本体のサイトから着手。受け手である従業員の視点を起点に、人事情報が届くべき人にきちんと届くイントラネットの土台を築いています

クレジット
- プランナー、開発:宮崎慎也

